スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

早苗さんの休日

さなぬえ作品。

ここらへんから私の中でさなぬえ熱が急上昇しだします(ぉ
さなぬえいいよさなぬえ。
マイナーなんて知らない(ぁ
さて、私―――東風谷早苗は今、里をあても無くフラフラしている。
別に昼食や夕飯を探す為にうろついているわけではない。
本当に何もすることがないのだ。

なぜ、こうなっているのか。
それは―――







今日の朝、いつものように起きて、境内を掃除し、朝食を食べていたら…

「早苗、今日は一日休みにしな」
「………え?」
「そうそう、早苗はいつも頑張ってるんだからさ、たまには里にでも行ってゆっくりしなよ」
「え…あの…ですが…」
「つべこべ言わずに素直に休みを受け取っときな」
「いえ…あの…休みと言われましても特にやることが…」
「いいから!今日は朝食を食べ終わったら夜まで神社に帰らないこと!いい!?」
「へ…!?で、では昼食と夕食はどうすれば…」
「そのぐらい私達でやるよ。だから早苗は外でゆっくり食べればいい」
「…わ、わかりました…」







というわけで急遽休みを貰うことになった。

まずは、博麗の神社に行くことにした。
なんだかんだで霊夢さんとはいい話し相手なのだ。

…が、行ってみたら鴉天狗とイチャイチャしていたのでやめた。
ちくしょう、いつもは迷惑そうな顔してる癖に楽しそうにしやがって。


次は霧雨魔法店へ向かうことにした。
魔理沙さんともなんだかんだで結構仲がいいのだ。

…が、覚り妖怪が楽しそうに魔理沙さんを引っ張ってでてきたのでUターン。
あんにゃろう、困ったような顔してるが微妙に楽しそうに笑いやがって。




というわけで里で暇潰すことにした。

最初はその辺の店でアクセサリーでも選ぼうとしたが、何故か行く店に必ずあのバカップル達がいるのだ。
あの店に行けば霊夢さん達、その店に行けば魔理沙さん達、
お前ら揃いも揃って嫌がらせか。
私が最近そういう相手と会えないとわかっててやってるだろう。
あ~もう、妬ましい。ぱるぱる。
精神的にきつい。私、もう疲れたよパト〇ッシュ…。妖怪だったら本当にその状況になりそうで怖い。人間でよかった。現人神だけど。


…別に私にも相手がいないわけではない。
ただその相手―――封獣ぬえは最近、度が過ぎた悪戯をして命蓮寺で謹慎中だ。
里であった鼠に聞いた話によれば命蓮寺全体に正体不明の種を仕組んだとか。
おかげでとんでもなくでかいおぞましい生き物に見えたり巨大ロボに見えたりして大変だったらしい。
…まぁ怒られて当然だ。けど巨大ロボいいなぁ…。
会いたいなら会いに行けばいいが、実は命蓮寺の場所がわからないのだ。
ちなみにその話を聞いた後、毘沙門天さんがまた宝塔を無くしたと鼠に泣きついてきた。そしてなんだか私をおいてきぼりにして二人の世界が出来上がった。

…あ、今の私の状況を考えたら腹が立ってきた。
今度あったら問答無用で少しスペルカードをぶっ放しときましょうか。もちろんオフの時に。
里だったら周りに人がいたら大変だ。命蓮寺だったら白蓮さんが飛んできそうだし。
霊夢さんと魔理沙さんには……
…逆に私がやられそうなのでやめよう。
でもスペルカード一枚ぐらいいいかな。
どちらかというと、被害者は私だし。







「いらっしゃいませ~」

…とまぁそんなこんなで、私は少し早い昼食を取りにその辺の喫茶店に着いた。
店内を確認。よし、あのバカップル達はいない。
これならゆっくり時間を潰せそうだ。

というわけで早速注文。あんまりお腹空いてないし、軽めにしようかしら。

「ナポリタンのティーセットを一つ、デザートはフルーツケーキでお願いします」
「かしこまりました」







―――なぜナポリタンは赤いのか
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
(中略)
よってこのナポリタンは高速移動をしていないと言える。


……という冗談は置いといて、
…これを作った人は素直にすごいと思う。
普通ナポリタンが高速移動とかなんとかという発想は思いつかないし。
そういえばカスタネットのほうもあったなぁ…。あっちは高速移動してるという結論だったけど。


………という話は置いといて、


暇だ。


もうデザートまで食べ終えて、特にすることも無くなってしまった。
…ここはもう店からでたほうが迷惑にならずに済むだろう。
ということでレジを済ませてっと…
「いらっしゃいませ~」
新しい客だ。…まぁ私には関係ないだろうが「…早苗?」…へ?
誰だろうか?あのバカップルだったら早速一回殴っとこうか。
そう思って振り向くと、

「………ぬえ?」
「やっぱり!こんなところで奇遇ね~」
ガバッ
「…って早苗!?ちょっと!?」
「ぬえ!ぬえ!!寂しかったんですからね!!!」
「わ、悪かったって!ゴメンってば!!」

即座に抱き着いた私。
そりゃ寂しかった。
暫く会えなかった上に、所々でバカップルの熱愛ぶりを見せ付けられたら抱き着きたくもなる。

顔を上げて見れば顔を赤くし、困ったように頬をかきながら見渡してる。
今は私だけを見てほしいが、我慢してあげよう。

「あ~…その…さ…早苗…」
「なんですか!?もう本当に寂しかったんですから!」
「それは悪いとは思うけどさ………離してくれるとありがたいんだけど…」
「嫌です!もう少しこのまま…!」
「いや…あの…周り…」
「周りがどうし…!……あ」

ぬえに言われて周りを見てみたらもの凄くこっちを見てる。
微笑ましく笑うものもあり、迷惑そうに見るものもあり。
うわぁ……恥ずかしい………。

「ご…ごめんなさい…」
「い、いいわよ別に。わかれば…」







場所は変わってその辺の通り道。
ぬえは一緒に行きたいあると言って、向かう途中だ。

「そういえば謹慎はとけたのですか?」
「いや、まだよ」
「……え?」
「退屈だから抜け出してきちゃった」
「え…でも見つかるのでは…」
「平気へーき!ムラサに正体不明の種で私になりすますように頼んだから!」
「そ…そうですか…」

ぬえってこんなに怖いもの知らずだったっけ?
白蓮さん達に見つかったら絶対にこっぴどく叱られるだろうに…。

「…そこまでして外にでたかったんですか?」
「ん~まあね~。さっき言ったとおり行きたいところもあったし。けどやっぱり退屈凌ぎね」
「それだけのために…」
「………まぁ早苗に久しぶりに会いたかったっていうのが大きいけど」
「…?何か言いました?」
「い、いや!なんでもないわ!!」
「本当にで「あっ!着いたわよ!」
「話を反らさないでください……ってここは寺子屋?」

話を反らされたのは気にくわないけど、ぬえが指指す方向を見てみれば確かに寺子屋だ。
…はて、こんなところになんの用だろうか。まさか…

「ぬえ…こんな大きいのにこんなところに行かされてたのですね…可哀相に…」
「違うわよ!?何その盛大な勘違い!!」
「安心してください!わからないところがあったら私がきちんと教えますから!」
「最初会った時から思ってたけど、早苗はもう少し人の話を聞いたほうがいいわ!!」
「大丈夫です!こう見えても私は教えるの得意ですから!」
「ストォォォォォップ!!!」
「…?どうしたのですか?」
「別に…無理矢理行かされてるわけじゃないわ…」
「でしたら自主的に…?でしたらやっぱり私のところに来れば…!」
「だから違ぁぁぁぁぁう!!!」
「…?」
「少し前から…ここの子供達と…たまに…遊んでるだけよ…はぁ…」
「そうだったんですか…私、てっきり頭が残念だから通ってたのかと…」
「いくらなんでも…そこまで…ひどくはないわ…」
「それを聞いて安心しました」
「早苗は…もう少し…その勝手な思い込みを無くして…人の話を聞くこと…」
「はぁ…?」
「自覚無いのね………毎度のことながらなんでこんなに疲れるの…はぁ…」
「…?」

こんなに疲れて、どこか具合でも悪いのだろうか。
少し心配になって、首をかしげれば「なんでもない」と、言われた。
……まぁ本当になんでもないのならいいけど。
そんなことを考えていたら急に手を引っ張られた。

「え…ぬ、ぬえ?」
「ほら、早く入るわよ!」
「え…でも…」
「平気へーき!私、ここに結構来てるからなんも言われないわ!」
「…だったらいいですけど」

ぬえに引っ張られて敷地内に入れば、子供達が元気に遊んでいる。
…こういうの見てると子供ってたくましくていいなって思う。
私が子供の時はどうだったのかな。
神奈子様曰く、私は男子顔負けなほど元気いっぱいだったらしいけどそんなの知らない。
クラスのガキ大将をつい蹴り飛ばしたり、
クラスで女子をイジめてた男子を片っ端から殴り倒したり、
偶然ライターと制汗剤拾って火炎放射やったり、
メラ〇ーマ撃ちたいと言って山に三日ぐらい篭ったり(そして本当に放って大変なことになったらしい)したらしいけど、
そんなの嘘だ。嘘に決まってる。女として。

「ヤッホー!!来たわよーー!!」
そんなどうでもいいことを思ってたら急にぬえが子供達に挨拶。

「「あ!ぬえお姉ちゃんだ!」」
「「ぬえお姉ちゃ~ん!!」」
「久しぶりね!みんな元気にしてた?」
「「「もちろん!!」」」

随分とフレンドリーな会話。
そこまで行ってたのか。正体不明はどうしたのだろうか。
……まぁ正体不明を気にしたら私なんかと一緒にいないか。

「「ねぇねぇ!こっちのお姉ちゃんは誰?」」
「そのお姉ちゃんは東風谷早苗っていってねぇ、とある神社の巫女さんであり、現人神なのよ」

神なのか!すっげぇ!
へ~!はくれいってところじゃないみこってのもいるんだ!
なんていう声が飛んでくる。
こういうのは嫌いじゃない。幻想郷にくる前から慣れてるし。
…よし、ここは私もしっかりとした自己紹介するべきか。

「初めまして、東風谷早苗です。先ほど言ったとおり、守矢神社というところで巫女をしてます。
…ついでに、このぬえお姉ちゃんの恋人でもあります!」
「さ、早苗!?……違わないけど、言わなくたって…」
「こいびと?女同士なのに?」
「愛に性別など関係ありません!それにそういう常識に捕われたりしてはいけないのです!」

ガンッ
突然ろから殴られた。
ぬえは私の前にいるから違うとすると…ここの人かな?

「愛に関しては否定できないが、常識はしっかりと持ってほしいな」
「「「あ!けーねせんせー!こんにちは!!」」」
「こんにちは。みんな、さすがに常識までは捨てないでくれよ」
は~い!!
なんて声が上がって、またみんな遊びに行く。
……さすがにちょっと言い過ぎたか。反省。
けど、やっぱりこの幻想郷は非常識というところは間違ってないと思う。

「やぁぬえ、いつもお世話になってる」
「別にこのぐらいいいわよ!なんだかんだで私も楽しいし」
「そうか、それは助かる。…にしても巫女が来るとは珍しい」
「初めまして…ですね。東風谷早苗です。私のことは早苗と呼んでいいですよ」
「私は上白沢慧音だ。ここの教師をしている。よろしく頼む、早苗」
「はい、こちらこそよろしくお願いします!」
「…にしても貴女がよくぬえが言っていた…」
「ちょ、ちょっと!慧音!?」
「…いつも私のことをなんて言ってるのですか?」
「そうだな……思い込みが激しいだの人の言うことは聞かないだの…
 一言で言うとゴーイングマイウェイだ、とも」
「うわわわわ!違うの早苗!そんなことは…!」

軽く傷つく。
私ってそんな風に思われてたのか。
軽く落ち込んでいたら、

「…でも、私の大事な恋人だ、と言ってたな」
「ふぇ!?」
「!?………うぅ…何もそれまで言わなくても…」

…つい、変な声を上げてしまった。
ぬえのほうを見ると、これ以上とないぐらい顔を真っ赤にしてる。
自分の気持ちをそんなバンバン言われたらそうなるだろう。

…けど、よかった。
私のことをしっかりと恋人だ、と言ってて。

「あ~…早苗…」
「…はい、なんでしょう?」
「その…これからも、よろしくね…?………恋人としても」
「……はい!もちろん!!!」

改まって言われると、恥ずかしい。
けど、なんだろう。凄く嬉しい。


後ろから慧音さんがニヤニヤして見てくるけど気にしないことにした。









「……子供達、元気いっぱいでしたね」
「…早苗もよく一緒に遊べたわね」
「これでも体力には自信あるので!」

けど、正直疲れた。
まさか子供達と遊ぶのがこんなに疲れるだなんて…。
でも、悪くは無かったかな。
…そうだ。

「ねぇぬえ、また寺子屋に遊びに行く時は私も連れてってくださいよ」
「へ?いいけど…どうして?」
「子供達と仲良くなりたいですし、外の世界の遊びも教えたいです」
「そういうことね。もちろん、連れてってあげるわ!」

…そうすれば、ぬえともっと一緒にいられるし。
流石に言葉に出すのは恥ずかしいからやめた。
遊びのほうは…サッカーでも教えようかしら。
確かちょうど今外ではワールドカップだし。
私は日本を応援しています。ガンバレ日本!



ぐぅ



「……ぬえ?」
「な、なによ……早苗のほうはどうなのよ!」
「私は別にお腹空いてなんか…」



ぐぅ



「………あります」
「あはは……」

うわぁ恥ずかしい。
まさか腹の音がなるなんて…。
周りにぬえしかいなくてよかった。

「そうだ!私、この里にあるいい定食屋知ってるのよ!一緒に行かない?」
「あ、いいですねそれ!ちょうど私も夕食どうしようかと思ってたので…」
「よし!決まり!さぁ、行くわよ!」







「ここ、ここ!」

ぬえに案内されて着いた場所は、木作りの質素な外見な定食屋だ。
「ここの店は雰囲気もよくて、料理もおいしくて最高なってきたのよ!」
「ぬえが言うなら、そうでしょうね」
「お、私信用されてるわね~」
「…前言撤回。本当においしいのか不安でしょうがないです」
「ひどっ!?」

とか軽口を叩き合いながら入店。
さっきはあんなことを言ったが、なんだかんだで私はぬえのことを信用してるのだ。
それに店の外見からいい店っぽいし。
と、色々考えてたら、

「あ、前に行った神社の人だ!」
「あら、早苗じゃない」
「あや、奇遇ですね」
「おっ本当だ。お~い!こっち来いよ!!」

…バカップル達が現れた。
実際にはこっちが現れたと言ったほうがいいが。

どうする?
→スペルカード
使えない!場所的に!

→逃げる
逃げられない!状況的に!

………仕方ない、ここは腹を括って行くしかないか。
ま、今はぬえがいるからいっか。
…そうだ。
ガシッ

「へ…?早苗…?」
「このぐらいはいいですよね」
「う…うん…まぁ…」

腕組みしてアピール。
どうだ、私だってこんなこと出来るんだぞ。

「お、早苗と一緒にいるのは…」
「確か鵺よね?あのUFOの」
「あ、貴女達はUFOを追ってきた人間と、早苗と一緒に写真を撮った時の天狗と…
 ……貴女は?」
「私?私は古明地こいし!魔理沙の恋人だよ!」
「だからいつからなったんだ、と」

いや、どっからどう見ても恋人同士だあんたら。

「一応私ももう一度自己紹介しますね。私は射命丸文。鴉天狗であり、霊夢さんのこ」
「じゃないわよ」
「れ、霊夢さ~ん……」
「……わ、悪かったわよ。だからそんな顔しない!」

ちくしょう、ほんと、お前ら仲いいな。
こっちが恥ずかしい。

「私は封獣ぬえ、正体不明がうりの妖怪よ!」
「そして私の恋人です」
「だ、だから早苗…」
「えっ!お前ら付き合ってたのか!?」

…え?

「あれ、言いませんでしたっけ?」
「………いや、初耳よ」
「あれ~?」

なるほど、こいつらの行動は私へのイジメじゃなかったのか。
今までのことはしょうがない、許してあげよう。

「……ま、そういうわけよ、よろしく!」



……あれから随分会話がはずんだ。ちなみに8割がそれぞれの惚れ気。
女子6人。内、人間3人と妖怪3人。
…考えてみたらすごいなぁ。
だって、妖怪が人間の里で仲良く人間と話してるんだもんなぁ。

……妖怪としての本業はどうしたのだろうか、と本気で考えてしまう。
このままでいいのだろうか、幻想郷は。



「…そろそろお開きにしますか?」
「そうね、外も暗いし」
「私はどうせ家に帰らないからなぁ」
「え~っと……こいしちゃんって何処に住んでるのよ?」
「私?昔は気ままに転々としてたけど、今は魔理沙のところで留まってる」
「お前も少しは地霊殿に戻れ。さとりが心配するだろ」
「ん~そんなこと無いよ。お姉ちゃんの許しもでてるし」
「おい!?待て!?それってつまり…」
「あやや…魔理沙さん、まさか同棲していたとは……これはネタの匂いがしますね!」
「ちょっと待て!!どうせお前が何を言っても退かなくて、さとりのほうが折れたんだろ!!?」
「ううん、結構ノリノリでOKしてくれたよ」
「なんだとぉぉぉぉぉぉ!!?一体何を考えてるんだよ!!お前ら姉妹は!!!」
「ま、魔理沙さん…落ち着いて………ここ、店内ですよ………」

魔理沙さんが叫びだして注目が悪い意味で集まってきたからとりあえずなだめる私。
でも心の中では喜んでるんだろうなぁ……………ちくしょう。
……そうだ。

「ぬえ!私達も…!!」
「いや、早苗のほうには保護者が二人いるでしょ!?私も一人暮らしじゃないし!」
「そのぐらい、人里で家を建てればいいじゃないですか!」
「巫女はどうすんのよ!?」
「でしたら神社の境内で…!」
「それあまり意味無い!!」
「むぅ………ぬえは私と同棲するのがそんなに嫌なのですか!?」
「いや、そんなこと無いけど……ていうかしたいけど」
「でしたら!」
「……まぁ、そのうち考えようね…」
「むぅ………わかりました」

くそぅ、そのうち絶対に達成させてやる。
そのためには神奈子様と諏訪子様から許しを貰わないと………。
それと、白蓮さん達からも貰わなきゃね。

「霊夢さん!私達も!」
「嫌」
「少しは考える行動をしてくださいよ!」
「あんたは妖怪の山の天狗、私は博麗の巫女。後はわかるわね?」
「私がそちらに行けば解決です!」
「………掃除とかしてくれるなら、別に少しぐらいは泊まりにきていいわよ」

………やっぱり、こいつらには一回スペルカードで制裁を加えといたほうがいいかも。
くそう、一人暮らしは羨ましい。









店からでて、魔理沙さんとこいしちゃんは魔法の森へと帰っていった。魔理沙さんが最後まで説得していたが、結局は折れてしまっていた。

霊夢さんと文さんは二人で博麗の神社へと向かっていった。あの天狗め、早速泊まりに行くとは。


そして、私達は………


「ふ~…今日は楽しかったわ、早苗」
「私も、久しぶりにこんなに遊べて、楽しかったです。………そろそろ戻らないと、危ないんじゃないですか?」

そう、辺りはすっかり暗くなっている。
そして、ぬえは今、謹慎から抜け出している最中だ。

「そうね~…確かに戻らないと危ないかもしれないわね…。もしムラサがバレてたら、ナズの能力ですぐに見つかるだろうし」
「その通り、君の居場所なんてすぐにわかるからね、ぬえ」
「そうそう………え?」

私はすっかり硬直。
ぬえは油の切れた歯車のような音をだしながら振り向く。
すると、後ろには鼠、ムラサさん、白蓮さんが。
ムラサさんを見れば、両手を合わせて申し訳なさそうにぬえに謝ってる。

私達が冷や汗をダラダラ垂らしながら黙っていたら、その沈黙を白蓮さんが破る。

「………ぬえ、謹慎はまだといていないはずですが」
「いや…あの…さ………聖…」
「説明は不要です。ムラサが全て話してくれました」
「あ…はは………」
「………貴女にはもう少し厳しく罰を与えないといけないようですね」
「あの……今謝ったら…許してくれないかなぁ~なんて…」
「無いです」
「ですよね~………私、どうなるのかなぁ…早苗……」

……私に振られても。

「………さすがに死ぬようなことはないんじゃないでしょうか…」
「……となると………」
「私と楽しいお話をしましょう、ぬえ」

ガシッ
ぬえぇぇぇぇぇぇぇ………

ぬえが連れてかられました。
私はどうなるのでしょうか。
不安に思ってると、

「大丈夫、君に罰なんてことはしないと思うよ」
「そうそう、あくまで悪いのはぬえだからねぇ」

いや、あんた共犯だろ、船長さん。

「…そういえば、君はこれからどうするんだ?」
「私ですか?神社に帰ろうと思っていたのですが…」
「う~ん………そうだ!貴女も私達の寺に泊まりに来ない!?」
「へ!?」
「ふむ、それはいい提案だな」
「うん!それがいい!ぬえも喜びそうだし、貴女のことも聞きたいし!」
「え…でも…神奈子様と諏訪子様には……」
「それぐらい、私の鼠を使えばすぐに手紙で知らせてくれる」
「でも許してくれるでしょうか…」
「なに、チーズを付ければ許してくれるさ」

いや、それはお前だろ。神をなんだと思ってるんだ、鼠。
何が高級チーズだよ、変わんないだろ。
……まぁ、言い訳は後で考えればいいか。

「そうですね…では、よろしくお願いします」
「うん、決まり!じゃ、早速行こう!!」

これで命蓮寺の場所がわかるし、寺の人達とも仲良くできるし、悪い気はしない。



………なんだかんだで、今日は本当に楽しい一日だった。
午前中は厄日かと思っていたが、
寺子屋の子供達や命蓮寺の人達と仲良くなれたし、
定食屋でバカップル達のことが少しわかった気がするし、

なにより、ぬえに久しぶりに会えた。
そしてぬえのことがまた少しわかった気もする。

これからも、こんな平和な一日が続くといいな
なんて、少し思ってみたりして。














次の日、
神社に戻ってみたらチーズを凄くおいしそうに食べてる二柱がいた。


いや………確かにチーズはおいしいけどさ………
普通子供がなんの準備もせずにいきなり泊まりだすって言われたら、少しは心配するよね。
なんでチーズ優先なのよ。なんでしっかりと買収されてんのよ。
神って………なんなのかな。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

自由人サキ

Author:自由人サキ
東方では主にさなぬえ、あやれいむ、こいマリ、ナズマリ
テイルズではユリリタ
が中心な小説を書く自由人(自称)

このブログにある小説の無断転載などはやめてください。

当サイトはリンクフリーです。
が、「リンクしました!」と言ってくださったら暴風雨の中を自転車で暴走するぐらいに歓喜します。多分。
平気です。馬鹿は風邪ひかな(殴

では、ごゆっくりと~

詳しいプロフィールはこっち

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。