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ネズミの相棒

初ナズマリ。
ナズマリといったらやっぱり冒険物ですよ!(ぇ

どうでもいいですけど私の魔理沙はこいしにもナズにも親友、としか思ってなかったり。性格的に(ぁ

実は、最初書いたときは永遠亭にも探検に行ってますが、
輝夜はもっとカリスマバリバリのはずだ!
とボツになりました。
だって、下着で歩き回る姫って…
輝夜は普段はのんびりでだらしない、という感じですがやるときはやる姫だと思います。










コンコン―――




朝。早朝―――というには遅いぐらいか、という時間。

私はまだ寝ていた。
寝る、とはいってもただベッドの上で寝っ転がってるだけだが。
別に疲れたとかということではない。ただ単に暇だったのだ。
こいしは昨日から地霊殿に戻っているため、いない。
紅魔館で本を借りに行こうにも、まだ朝だからさすがに迷惑だろう。
研究も昨日でやりたいことを終え、今は特に無い。


本当に暇だったのだ。
そこでベットの上で寝るわけでもなく横になっていたら、玄関のドアをノックす
る音。

「誰だ…?」

ガチャ
開けて見れば、

「……なんだ、君か」
「なんだ、とはなんだ」

とある空飛ぶ船の異変の時に出会った鼠―――ナズーリンといったか。

「別に、ここが君の家とは思わなくてね」
「おいおい、店前の看板を見てくれればわかるだろう」
「看板?そんなものあったのか?」
「ああ、すぐ横に立て掛けてあるだろ」
「………もう少し、掃除してもらいたいね。これじゃあ読めやしない」
「善処するぜ」
「する気ないな」

実際、霧雨魔法店は万年休業中に等しいからどうでもいいが。

「んで、霧雨魔法店にどういった御用で?」
「なに、君の家の中から宝の反応があったからな」
「確かに、いっぱいあるがやらんぞ」
「別にいいさ。また別の宝を探すまでだ」

そういうとナズーリンはダウジングロッドを使ってまた宝を探そうとする。
真っ直ぐ私の家を指す。

「お?」
「ふむ…」

気をとり直してまた別の宝を探そうとする。
真っ直ぐ私の家を指す。

「おぉ…」
「むぅ…」

気をとり直してまた別の宝を探そうとする。
真っ直ぐ私の家を指す。

「…」
「………ちょっと失礼するよ」
「待った!人の家に勝手に入るな!!」
「君がそれを言える立場かい?」
「ぐ………入れるだけだぞ!私のものはやらないぞ!」
「はいはい」









「まるで君の家は宝の山だな……」
「そうか?それほどでもないが」
「いや、十分すぎる……」

どうやらナズーリンは大量の宝を探し当てたらしい。
私の家にそんなに物があったとは。今度整理してみるか。

「そういえば、お前もう動いても大丈夫なのか?」
「なんのことだい?」
「この前、お前に怪我させちまっただろ」

そうだ。
つい先日、命蓮寺を崩壊させた時に瓦礫の下敷きにさせてしまったのだ。

「あぁ、あのことか。別に、大丈夫さ」
「そ、そうか?」
「そう大した怪我ではなかったしな。それよりも命蓮寺が崩壊したほうが問題な
んだが」
「わ、悪かったって……もう直ったのか」
「こんな短期間で直るわけないだろう」
「そ、そうか……」
「気にするな。私達で直すからな」
「直すって……トレジャーハントしてるのにか?」
「たまには気分転換も必要だ。……そうだ。今日、暇だったら一緒にトレジャー
ハントしないか?」
「私とか?」
「ああ。君とならば何かあっても頼りになるだろう」
「お、おおぅ………ま、今日はちょうど暇だったからな。別にいいぜ」

頼りになると言われ、少し乗り気になる私。まぁ、暇つぶしにはなるから別にい
いか。

「よろしくな、ナズーリン」
「ナズでいい」
「……は?」
「呼び方だ。ナズと呼んでくれ。これから行動するのに、ナズーリンだと他人行
儀っぼいしな」
「あ、あぁ………よろしくな、ナズ」
「よろしく頼む。魔理沙」


ということで私は暇つぶしにナズとトレジャーハントをすることになった。












「ここは…」
「博麗神社、だな」

まず最初についた場所は何故か博麗神社。

「ここに宝なんてあるのか…?」
「さぁな。だが、ロッドは真っ直ぐ神社を指しているぞ」

確かに、ナズのロッドは神社を指している。

「なにかの間違いなんじゃないのか?」
「さぁな。ま、調べてみるだけはあるさ」

そう言って指す方向へと向かう。

「これは…」
「賽銭箱…?」

中を覗いてみる。
わずかながら硬貨が入っていた。
いくらか確認していたら、

「ちょっと、人の賽銭箱になにしてるのよ」

…やば。見つかった。

「別に、いくら入ってるかを確認してただけだ」
「入ってるわけないでしょ」
「いや、わずかながら入ってるぞ」
「えっ!?本当!?」

私達を押しのけて確認する霊夢。

「うそっ!?千二百円も入ってる!!」
「やっぱりそんなものか」
「やったわ!!これで一ヶ月はご馳走よ!!」
「おい!?」

たった千円で一ヶ月……。さすが、博麗の巫女は違う。泣けてくる。

「……これやるから、もう少しマシな生活をしてくれ」
「私も、これをやる。頼むから栄養失調で倒れたりしないでくれ」

私が二千円、ナズが千円。
合わせて三千円を渡す。

「えっ!?こんなに大金いいの!?」
「あぁ……絶対に倒れたりするなよ……」
「では、次へと行くか、魔理沙……」
「あぁ……」

とりあえず小躍りしてる霊夢を置いて離れる。

「……この世の中、もう少しマシにならないかね……」
「あぁ……」



ちみに賽銭箱の中にお金が入ってた理由は、ブン屋がちょくちょくこっそり入れ
てたりしてるかららしい。
意外に優しいんだな。あいつ。
いや、ささやかに霊夢にたいして好意を示しているのだろうか。

…まぁ、どうでもいいか。あいつが普通に生きてくれれば。











「ここは……」
「守矢神社、だな」
「守矢神社?」
「ほら、あの異変の時に白と青の巫女服を着たやつに会わなかったか?」
「あぁ、あのよくぬえと一緒にいる……」
「そう。そいつの神社だ」

妖怪の山山頂。
ナズのロッドはそこを指していた。

「しかし、ここに宝なんてあるのかね……」
「さぁな、行ってみればわかるさ」

そして階段を上り、鳥居をくぐる私達。
そんな私達の目に飛び込んできたのは、制汗剤とライターを持ってる早苗と、何
故か早苗の服を着て付き合わされてるぬえの姿。

「ぬえ!早苗ファイアーに変わる新たな新技を編み出しました!」
「いや、もういいからやめて…」
「ふふふ……行きます!」

そういって、早苗は制汗剤を……何故か自分に向け、自分に火炎放射発射。

「ちょ、早苗!?なにやってるのよ!?」

ぬえが慌てて止めに行く。

「うぉっ!?なにやってるんだあいつ!?」
「こ、これは私達も止めに行ったほうがいいのでは?」
「だ、だな……とりあえず、水を用意しよう!」

「ふふふ……自らが炎の弾となり、突撃する!熱さや服に燃え移る心配は奇跡の
力でなんとかする!その名も!早苗バーニング!!!」
「いや、意味がわからないから!」
「さぁ、行きますよぬえ!!」
「え、うわっ!ちょっ!止めて早苗!」

バシャーン

暴走しかけた早苗に向けてバケツ一杯の水を投下。

「あああああ!早苗バーニングが破られた!?」
「ったく……お前は何をやってんだ……?」
「あっナズに……魔理沙、だっけ?」
「よぉ、ぬえ。とりあえずこいつはどうしたんだ?」
「さ、さぁ……?急に外に連れてこられて……」
「せっかく私の新技を見せようかと思ったのに……」
「君の新技はやめたほうがいい。色々と」



「とりあえず助かったわ、ナズ」
「なに、気にするな」
「つーか目の前で燃え盛ってる人間がいたら普通は鎮火するよな」
「むぅ~……次は負けませんからね!もっと改良を加えます!」
「「「もうやるな」」」

三人の声が綺麗にハモる。
一回こいつを再教育させたほうがいいのではないだろうか。
今度保護者どもに提案するか。












「ある意味、お宝映像だったな……」
「あんな燃え盛る人なんてみないからな。普通」
「さて、次は……」
「……ん?なんだあれ」

前からなにかが飛んでくる。

「あれは……」
「ナズーーーーーリーーーーーン!!!」
「おわーー!?」
「ご、ご主人!?」

虎の姿をした妖怪。
たしかこいつは寅丸星、といったか。

「お願いがあります!!」
「と、とりあえず落ち着いてくれご主人。……また宝塔かい?」
「そうなんです!!もうあなたしか頼るのがいないのです!」
「…もうそんな聞き飽きた台詞を言うのはやめてくれ」
「でも今回は違うんです!!」
「何が違うんだい?」
「恐らく、盗まれたんです!」
「盗まれた?」
「盗みなんてあくどいやつもいるんだな」
「君がそれを言えるかい?」
「おいおい、私は借りてるだけだ」
「はいはい。それよりご主人、それは本当か?」
「はい!探しても探しても見つからないので……」
「それはいつものことだろう。もし、盗みでは無かったらげんこつ百発で」
「そ、それは……」
「わかったかい?」
「は、はい……」

こいつら、主人と部下を取り替えたほうがいいのではないだろうか。
どうみてもナズのほうが立場が上だ。

「さて、魔理沙」
「別にいいさ」
「助かるよ」












宝塔の場所を探ってみたら、なんと地底にあることがわかった。
こりゃ、誰かに持ってかれたのだろうか。
というわけで、現在、地底を探索中。
……にしても、

「お前のご主人、ものを無くしすぎじゃないか?」
「もう日常茶飯事だよ……はぁ」
「大変だな。お前も」
「もう慣れっこさ」

そんな談笑を繰り返す。

「にしても、少し疲れたな」
「やれやれ、もうダウンかい?」
「そりゃ、あんだけ動き回れば疲れはするさ」
「情けないかぎりだ」
「……お前、意外に体力あるんだな」
「これでも伊達にトレジャーハントをやっていないからね」
「羨ましいぜ」
「ほら、置いてくぞ」
「おいおい、少し待って……く……!?」

走り出すナズ。目の前には、崖。
最悪なことに、ナズは私のほうを向いているため、気付いていない。

「おいナズ!前危ねぇ!!」
「ん?前がどうしたって…………!?」


ガラッ


「ナズ!?」
「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

ナズはギリギリのところで立ち止まった。が、足場が悪かったらしく、それもろ
とも崩れ落ちる。

「魔理沙!魔理沙ぁ!!」
「あ~くそっ!!」

手を伸ばすが、届かない。
くそっ!こうなったら……!!

「これしか無い!!」

スペルカード―――――

「彗星『ブレイジングスター』ァァァァ!!!」










間一髪。ナズを助けることに成功。

「ふぅ……大丈夫だったか?ナズ」
「あ、あぁ……助かった……」

ナズは言いにくそうに言う。

「顔が赤いぞ?どうした?」
「馬鹿か君は!?き、君が急に抱き抱えてくるからだろう!」
「しょうがないじゃないか。でないと今頃地面にたたき付けられてたぜ?」

しかも、底が見えない崖の上から。

「それでも馬鹿だ!君は実に馬鹿だ!」
「そこまで言う必要は無いだろ」
「……馬鹿…」

私が魔理沙に……?
いや、そんなわけないそんなわけない。
でも…
いやいやいや…

そんな葛藤を続ける。

「どうした?ナズ」
「な、なんだ?魔理沙」
「いや、顔赤いからな。どっか怪我でもしたか?」
「い、いや!なんでもない!」
「…?それならいいが……」
「し、しかし、まさか前に怪我を負わされたもので助けられるとはな」
「あれは悪かったって……」
「……もう怒ってないさ」

にしても、ナズがあんなミスするなんてらしくなかった。

「なぁ、お前、少し疲れてるんじゃないか?」
「な、なんだいきなり」
「いや、お前があんなミスするなんて思わなかったからな」
「そ、そうだな、……宝塔探しに疲れてるかもしれん」
「気が向いたら私ん家に来い」
「へっ!?」
「いくらでもグチを聞いてやる」「あ、あぁ……そういうことなら、そうさせて
もらう」
「…?」
「さ、行こうか……魔理沙」
「あぁ、そうだな……まだ顔が赤いが、本当に大丈夫なのか?」
「べ、別に平気だ……」













地霊殿。ナズのロッドを頼りに向かったら、ここに着いた。
つまり、ここに宝塔があるということだ。

「ここはどこなんだ?」
「地霊殿といって、旧地獄後を管理しているところだ」
「ふむ。見たところ、力のある妖怪が住んでそうだが……」
「あ~……力のあるというより……」
「?」
「いや、なんでもない。とりあえず、ここの主には出会わないことを願おう」
「そんなに厄介なのか?」
「厄介というか、心を読まれるから私としてはあまり会いたくないんだ」
「ははっ魔理沙は邪念が渦巻いてそうだしな」
「おいおい、それはいくらなんでも言い過ぎだろ」
「あれ、お姉さん……と誰かはわからないけど、どうしたんだい?」
「ん?あぁお燐か」

声がしたから振り向けば、そこにはお燐いた。
外へ遊びに行っての帰りだろうか。

「あの鴉はどうした?」
「お空ならまだ外にいるよ。あいつに用があるのかい?」
「いや、そういうわけじゃないが……」
「ってあれ?もう一人は?」
「ん、ナズ?」

ふと、隣にナズがいないと気付く。
周りを見てみたら後ろの岩場に隠れていた。
なにやら怯えているようだが……。

「おいナズ、どうしたんだ?」
「い、いや、なんでもない」
「だったらこっちに来いよ」
「え、遠慮する。後で行くさ」
「もしかしてこいつが怖いのか?」
「あれ、それは心外だねぇ」
「そ、そういうわけではないが……その……」

怯えている理由を考える。
初対面の相手に怯えるときは、力が違いすぎるか、種族的に自分の苦手なやつか
……。
ん?もしかして……

「お前、ネズミだから猫が怖いのか?」
「いや、その、本能的にな……」
「そういうことねぇ。別にとって喰ったりはしないよ」
「そ、そうか……?」
「それになにかあったら私が退治するさ」
「……それなら安心だな」
「……それで安心されると複雑な気分」
「気にすんな。ところで、お前宝塔を見てないか」
「宝塔?」
「なんか変な三角錐で真ん中に変な球があるやつだ」
「変なとはなんだ」
「あぁ、それならこいし様が外から持ってきたってさとり様が言ってたよ」
「今どこにあるかわかるか?」
「さぁ……多分、さとり様かこいし様の部屋にあると思う」
「そうか、わかった」
「それじゃ、あたいは怨霊の管理があるから」
「そういえばお前にはそんな仕事があったな」
「仕事、というより日課だけどね。じゃあね~」
「おぅ、またな」










後で気付けばナズがいれば場所がわからなくてもよかったが、そこは気にしない


そんなこんなでナズのロッドで着いた場所は一際大きい扉。

「……ふむ、確かにこの中に反応があるな」
「ここはなんの部屋なんだ?」
「さぁな、私に聞かれても困る」
「ま、入ってみればわかるか」

そう言って扉を開ける。

「うげっ!?」
「?……どうした魔理沙?」
「いきなり入ってきて「うげっ」ですか……」
「なんでお前がここに…?」
「なんでも何も……ここは私の部屋ですよ」

どうやら一番厄介な場所に来てしまったらしい。

「厄介、ですか……」
「魔理沙、この人は誰なんだ?」
「この館の主、古明寺さとりだ」
「主、ということは……」
「えぇ、私が心を読む覚り妖怪ですよ」
「ふむ、どうやら本当のようだな」
「それで、貴女達の用件ですが……少し待っててください」

さとりは奥の棚に向かう。
しばらくして、

「これのことですか?」
「あ、あぁ、そうだ!これが宝塔だ」
「これをどこで拾った、ですか?それはこいしに聞かなければ……」
「呼んだ?」
「「おわぁ!?」」

突然でてきたこいし。
毎度毎度こいつは神出鬼没で驚かされる。あの傘にとって喉から手がでるほど欲
しい能力だろうなぁ。
さとりは大して驚いていないようだ。さすが姉、慣れてる。

「あれ?そこのネズミは誰?」
「こういうものは自分から名乗るべきではないのだろうか……私はナズーリン。
命蓮寺のダウザーだ」
「ふ~ん……私は古明地こいし。魔理沙の永遠のパートナーよ」
「そ、そうなのか!?」
「いや、違うぞ。……何をそんなに驚いてるんだ?」
「い、いや、なんでもない」
「ふ~ん……お~い、さとり」
「なんでしょう」
「お前の能力で「うわわ!なんでもない!なんでもないから!」

ナズが真っ赤になって言葉を遮る。
さとりは何かわかっているようで微妙に笑みを浮かべている。……いっちゃあ悪
いが不気味だ「不気味で悪かったですね」……いや、スマン。

一体なんなのだろうか。
と、それより、

「なぁこいし、これはどこで拾ったんだ?」
「うん?道端に落ちてたから拾ってきただけだよ」
「盗んではないのか?」
「そんなことしないよ。魔理沙じゃあるまいし」
「そりゃどういう意味だ、と」
「そのままの意味じゃないかな」
「まぁ、魔理沙は紅魔館の常習犯らしいしな」
「だからあれは借りてるだけだ。ところでこれ、こいつのだから返してやってく
れないか?」
「う~ん……せっかく綺麗なのになぁ……」
「こいし、返してあげなさい」
「むぅ……でも……」
「ここでライバルに貸しを作ったほうが後々便利ですよ」
「む!もしかして、貴女は私のライバル!?」
「え、いや、その……」

一体どんなライバルなんだ。

「しょうがない!これは返してあげる!」
「あ、あぁ……助かる」
「その代わり、私、負けないからね!」
「わ、私こそ負けないからな……」
「一体何に負けないんだ」
「魔理沙には関係ない!……いや、大いに関係あるけど、教えてあげない!」

本当に一体なんなんだ。
まぁ、これで目的のものは手に入ったし、

「そろそろ帰るか?ナズ」
「あ、あぁ……そうだな」
「では、また会いましょう」
「またね~魔理沙にライバルさん!」
「あぁ、またな」












とりあえずナズを送るために命蓮寺へ。

相変わらず壊れていて少し罪悪感。

「……スマンな、ナズ」
「なにがだ?」
「命蓮寺のことだ」
「あぁ、私はいいさ。と、それよりご主人は……」



「見つかりましたか!?」
「おわぁ!?お、落ち着いてくれ、ご主人」
「私、もう心配で心配で……」
「み、見つかったから、離してくれ」
「あぁ!ありがとうございます!」
「でも、結局これ盗まれたとは言い切れないよな」
「そうだな。確かに他人の手に渡っていたが、それは拾っただけだし」
「う、嘘を言っているとは……」
「あいつはそんな嘘は言わないぜ」
「とりあえず、50発に勘弁してあげよう」
「ひっ!ゆ、許してくださいナズ!」
「……まぁ、今は疲れたから殴るのはいい」
「あ、ありがとうございます!」
「はいはい」

そして星は命蓮寺(残骸)へと戻った。仕事中なのだろうか。

「……ふぅ、今日は疲れたぜ」
「あぁ、こんなことまで付き合わせて悪かった」
「なに、暇潰しにはなったからいいさ。また連れてってくれ」
「あ、あぁ……そうだな」
「……ナズ?」
「あ、いや、なんでもない。うん、また一緒に行こうか」
「そんときは、私の家に来てくれ。暇だったら、また付き合ってやる」
「ふふ……頼りにするさ」

まぁ、多分なにかやっていても行くだろう。
こういう冒険は悪くない。
それに、なんだかんだでこいつと行くのは楽しい。そう感じた。

「私達、いいパートナーなのかもな」
「ふぇ!?」
「そのうち探検隊みたいなのを結成するか?」
「あ、あぁ……そっちか……」
「そっち?」
「気にするな。ていうか気にしないでくれ」
「……?ま、そろそろ私は帰るか」

気付いたら太陽が落ちかけている。
夜の魔法の森は色々と危険だから早目に帰らなければいけない。
知性を持たない妖怪がたくさんでてくるからな。

「では、またなナズ」
「あぁ、またな魔理沙」





















――――コンコン

朝、ドアをノックする音が聞こえる。
このノックは、あいつが来たときのノックだ。

ガチャ

「おぅ、ナズか」
「やぁ魔理沙、また行くか?」
「もちろんだ」

あれから私達はちょくちょくトレジャーハントに出掛けてる。時には宝塔を探し
たり。
こいしがいる時は無理矢理こいしがついていったりもしている。まぁ、その度に
ナズと言い争いをしているが。
喧嘩するほど仲がいい、というやつなのだろうか。

それはさておき、

「さて、行くか」
「おぅ!」

今日もトレジャーハントへ出掛ける。
新しい相棒と一緒に。
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プロフィール

自由人サキ

Author:自由人サキ
東方では主にさなぬえ、あやれいむ、こいマリ、ナズマリ
テイルズではユリリタ
が中心な小説を書く自由人(自称)

このブログにある小説の無断転載などはやめてください。

当サイトはリンクフリーです。
が、「リンクしました!」と言ってくださったら暴風雨の中を自転車で暴走するぐらいに歓喜します。多分。
平気です。馬鹿は風邪ひかな(殴

では、ごゆっくりと~

詳しいプロフィールはこっち

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