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夏の一角

あやれいむ!
……のはずがさなぬえ色が強かったり(ぁ
あれです。私のさなぬえ暴走が止まらないのです(殴

今回は普通にほのぼの系。











――他にはこれをこうして……
――待ってください、ぬえ
――なによ、なんかダメなところある?
――おでこに「肉」は絶対です
――……なにそれ
――外の世界の常識ですよ
――いや、違うでしょ
――あとは……
――そろそろ書くところ無くなったわね……
――そうですね……それでは、そろそろ退散しましょう
――そうね、バレたらまずいし
「……あんた達」
「「ふぇ!?」」












「……で、あの状態なのね」

今は夏、ここは博麗神社。
私は今日もいつものようにいる。
霊夢は鬱々しく感じながらも、麦茶を差し出す。
いつものお茶ではない理由は、暑くて飲む気がしない、とのことだ。

そして、まず私の目に止まったのは、

「暑いわ~……」
「暑いですね……」

鳥居にみの虫的に縛られて吊されている早苗とぬえだ。
参拝客が来たらビックリするであろう。階段を上がったら風祝と鵺が吊されているのだから。
まぁどうせ来ないだろうが。
ちなみにさっきも言ったが今は夏。二人には日陰もなにもなく、直射日光が真っ直ぐ襲い掛かる。
つまり、物凄く暑い。この二人の体力は限界に近付いていると思う。

何故こんなことになっているのかというと、

「当たり前よ。人の顔に落書きなんてするんだから」

……というわけだ。
博麗の巫女も寝てる間に顔に落書きなんてされたら怒るだろう。
ていうか普通は誰でも怒る。

「でもあれはやり過ぎじゃないの?」
「「降ろして~……死ぬ……」」
「人間、やればできるわ」
「私、鵺よ」
「うるさい黙れ」
「ひど!?」
「おでこに肉がいけなかったのでしょうか……」
「それは関係無いと思う……」
「いや~しかし、残念ね。霊夢のその顔を写真に残したかったのに」
「あんたも吊されたい?」
「け、結構です」
「ほら、吊されなよ!以外と楽しいかもよ!」
「貴女達は暑がってるだけでしょう!?どこに楽しい要素があるのよ!」
「そうですよ!新しい世界が見えるかもしれませんよ!私達には見えませんが!」
「私にそんな趣味は断じて無いわ!」
「ほら、誘われてるんだし、あんたも」
「け・っ・こ・う・です!!」












「ふわ~縁にいても暑いわ~……」
「でも吊されてるよりかはマシです……」

とりあえず結構危険な状態になってきたので下ろしてあげた。
どれくらい危険かというと、某光と音のRPG2のラストバトル前ばりに世界が崩壊するぐらい。
……わけがわかんないですね、はい。つまり、早苗が暴走してメテオ的なのを放とうとしたりぬえが暴走してUFOで地球侵略的なことをすようとしたからだ下ろて
冷やしてあげた。

なんとか地球滅亡は免れ、また縁でダラダラする。
吊されていた二人はうつぶせに倒れてるぐらいだ。相当体力がきつかったのだろう。かわいそうに。自業自得だけど。

「そうだ、早苗いつものやってよ」
「あ、はい、いいですよ」
「いつもの?何よそれ」
「これです」

そういうと、ふとこの夏に場違いな冷風が吹いてくる。

「あ~涼しい……」
「ふ~ん……どうやって吹かせたのよ」
「奇跡の力で風起こしです」
「これは便利ね。私の風も負けてないけど」
「あんたの風は強すぎてやだ」
「そんな!?」
「それにしてもこれ、早苗が唯一まともに使う奇跡なのよね~」
「まともってなんですか。私はいつもまともに使ってますよ」
「早苗ファイアーなんて変なことをやったり自らが火だるまになったりするのが?」
「そうですよ!まともですよ!ね、霊夢さん、文さん!」
「とりあえず、『まとも』という単語を辞書で100回ぐらい見直してからその言
をいいなさい」
「ていうか火だるまってなによ?」
「早苗バーニングですね!ちょっと今から見せます!」
「止めて早苗。余計暑くなる」
「むぅ……いいじゃないですか、ぬえ」
「いいから止めてって」
「……わかりました。ぬえが言うなら……」

おしい。ここで見せてくれたらネタの予感がしたのに。
そのうちこっそり頼もうかしら。


「それにしても、やること無いわね」
「あんた達は勝手にイタズラしにきたんでしょう」
「違います!新しいメイクを霊夢さんに試そうと思ったのです!」
「そんなメイク、こいつの新聞並にお断りよ」
「む、ひどいですね霊夢さん」
「あら、なんで急に敬語になったのよ」
「あれ?……暑くて頭がうまく回りませんので、もうこのままで行きます」
「普通、タメ口のほうが喋りやすいと思うけど」
「組織にいるとあまりタメ口はできないのですよ」
「ふ~ん………」

ウソだ。
本当はさっきのネタの予感のせいか取材モードになってしまったのである。
幸い、霊夢は気付いていない。
異変のときは鋭いくせに、こういう日常では鈍いのだ。

「そういえば、あんた、神社はどうしたの?」
「最近、よくぬえと一緒に仕事していたのでスムーズに進み、今日やることが昨日までで終わってしまったので……」
「そうそう。だから、神奈子と諏訪子に休みを貰ったのよ」
「様をつけてください!」
「あの二人から付けないでいい、と言われてるって何度も言ってるでしょう」
「それでもです!」
「ふむ、その点、霊夢さんはどうなのですか?」
「どうって……毎日掃除するだけだからいつも休みみたいなもんよ」
「あぁ、だから参拝客がこな……痛い、痛いです霊夢さん」

急につねられたので睨むと、機嫌悪そうにそっぽを向く。

「……思ったけど、」
「はい?」
「そこの鵺」
「ん?なに?」
「なんで早苗の手伝いしてるのよ」

そういえばそうだ。
この鵺は基本的に自分勝手。
神社の手伝いなんてめんどくさそうなのはやりたくないはずだ。
しかもやるとしても自分の住んでる命蓮寺のほうをやるだろう。

「前に命蓮寺が倒壊したでしょ」
「あぁ、そういえばしましたね。あの魔法使いのせいで」
「そんときに早苗の神社に少しの間泊まりに行ってね。少し手伝ったんだけど、それが諏訪子に褒められてね」
「そしてそのままたまに手伝うことになったのですよね」
「ま、暇潰しになるからいいけどね」
「でもそれなら命蓮寺のほうは手伝わないのですか?」
「ん?あっちは他のみんながいるじゃん。守矢神社は早苗ぐらいしかいないし」「それに、最近こっちで住んでるようになってきてますしね」
「あら、そうなの?」
「あ、そ、そんなわけないわ!私の住まいは命蓮寺よ!!」
「もう週一ぐらいでしか戻ってないのにですか?」
「な!?た、たまたまよ!!」
「そこまでいくとまるで夫婦ですね」

くそぅ、羨ましい。私なんて妖怪の山の組織もあるから頻繁に外泊できないというのに。
このバカップル夫婦め。そのうち祝ってやる。

「ふ、夫婦ってだから……」
「……まぁ、神奈子様も諏訪子様も白蓮さんも認めてもらいましたし……」
「結婚式はいつ?」
「し、しませんよそんなの!」
「そ、そうよ!そんなことするなら悪戯してたほうがマシよ!」

からかえば二人して赤くなる。
ていうかもうそんなに話が進んでたのかお前ら。
こうなったら私も負けていられませんね。なにに負けてられないのはよくわかりませんが。
ふと、あの写真を思い出す。
里中にバラ撒かれていた写真を。

「あなた達ってもう結婚式すませたんじゃないのですか?」
「は!?なんでよ!?」
「だってこの写真……」
「ほい早苗!」
「了解!早苗ファイアー!!」

ぬえがどこから取り出したのか制汗剤を投げ、早苗が受け取り、ライター使って火炎放射。
見事なコンビプレー。

「ところが残念。まだまだいっぱい「早苗ファイアーΩ!!」
「あや!?」

さっきより大きい火炎放射。
それを直接私に向けて撃ってくる。
とっさに回避しなければ今頃焼き鳥になってるだろう。
写真は全て焼かれてしまったが。

「まだ除去できていなかったのですね……」
「あいつ……どんだけバラ撒いたのよ……」
「ていうか危ないじゃないですか!焼き鳥にはなりたくないですよ!!」
「安心してください。そうなってしまったら私が妹紅さんの屋台に持っていきますから」
「あぁそれなら安心……じゃないですよ!!私食べてもおいしくないですよ!?」
「いやいや、鴉って食べたことないから食べてみたいのよ」
「鵺のほうが珍しいですよ!?」
「いや、食べられないから。多分」
「そうね。ちょうど鳥肉を食べたかったのよね」
「霊夢さんまで!?私おいしくありませんって!!って早苗さん!またそれを構えないでください!!」

割と本気で命の危険を感じて必死に叫ぶ。
こいつらはなんなんだ。私を非常食の対象でしか見ていないのだろうか。
……霊夢さんになら食べられても………
って何を考えてるんだ射命丸。清く正しい私はどこへ。

「あ~…本当にお腹空いてきたわね」
「ですから私を見ながら言わないでください」
「あんた、何か作ってよ」
「嫌です」
「冷や麦でいいから」
「嫌です」

なんで私が作らなければいけないのか。

「じゃ~んけ~ん」
「へ?」
「ぽん」

私、グー。
霊夢さん、パー

「それじゃ、よろしく」

……いやいや待て待て待て。

「ずるいですよ霊夢さん!」
「何よ。負けたんだから言い訳無用よ」
「急にやられたらグーしかだせないじゃないですか!」

大体の人はグーをだすだろう。
これは心理的に云々。よくわからないけれど。

「それが?」
「だから、ずるいです!」
「じゃあもう一回ね。じゃんけんぽん」

私、チョキ。
霊夢さん、グー。

「はいよろしく」
「うぅ~……わかりましたよもう!」
「お願いしますね」
「なるべく冷やしてね~~」

とりあえず倒れてる二人に熱いお湯をかけてやった。












「はい、できましたよ」

作るとはいっても冷や麦を茹でるだけ。
至って簡単だ。
だから茹でて、冷やして、適当に盛りつけて完成。

どうでもいいが、霊夢さんをあまり本気で怒らせないことを私は誓った。
めんのつゆをだすときに、その隣に見えたのは
水銀、塩酸、青酸、王水...etc
中にはあの幽霊お嬢様から貰ったのかゲルセミウム・エレガンスまで。
そういえば前に水銀、青酸を飲まされかけたなぁ……と思い出す。

「おつゆは自分で調節してくださいね」

とりあえずそれは見なかったことにして、おつゆと水を調節。
私は濃いめが好きだ。
他のは、霊夢さんが薄め、早苗さんが普通ぐらい、ぬえさんが濃い……ってどころじゃない。真っ黒。

「ぬ、ぬえ……入れすぎじゃないですか?」
「ん?濃いほうがおいしいじゃん」
「それはしょっぱいだけでは……」
「気にしない気にしない」

……見てるだけでしょっぱそうだ。当の本人はおいしそうにすすってからまぁいいか。

「やっぱり夏は冷や麦ね」
「あや、私は蕎麦のほうが好きですが」
「そうですか?私は素麺のほうが好きですが」
「私も素麺かな。ていうか最近よく素麺ばっか食べてるけど」
「だって、里のみんながくださるから、勿体なくて……」
「あ~羨ましい羨ましい。人気のある神社はいいわね」
「霊夢さんも何かすればいいじゃないですか?」
「嫌よ。こんな暑いなか歩くのは」

それだからこの神社に参拝客はこないのだ。
いつもダラけてる巫女としっかり者な巫女。どっちのほうが信用性があるかといったら間違いなく後者だろう。

そこから話題は途切れ、うるさい蝉の鳴き声と冷や麦をすする音だけが鳴り響いた。



そんな、いつもとあまり変わらない夏の一角。
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プロフィール

自由人サキ

Author:自由人サキ
東方では主にさなぬえ、あやれいむ、こいマリ、ナズマリ
テイルズではユリリタ
が中心な小説を書く自由人(自称)

このブログにある小説の無断転載などはやめてください。

当サイトはリンクフリーです。
が、「リンクしました!」と言ってくださったら暴風雨の中を自転車で暴走するぐらいに歓喜します。多分。
平気です。馬鹿は風邪ひかな(殴

では、ごゆっくりと~

詳しいプロフィールはこっち

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